
赤堀 郁彦 Ikuhiko Akabori

赤堀 郁彦(1906〜1984)
赤堀郁彦は静岡県出身の漆芸作家、陶芸家です。
東京芸術大学で漆芸を専攻しまして、卒業後は、東映での映画の美術・デザイン関連の仕事を経て、横浜市に就職します。
市での工芸・デザイン産業振興を担う専門職の仕事と並行して、 日展と日本現代工芸美術展の同時入選以来、作家活動を行ってきました。
主たる発表の場はこの2つの公募展で、日展では特選を2回、日本現代工芸美術展では文部大臣賞を始めとした賞を受賞しています。
また、その功績により日展では評議員に就任し、団体運営にも貢献しています。
横浜では地場産業であった芝山漆器を復活させ、その指導を行っているほか、横浜で開催されているデザイン関連の審査などの審査員も歴任しています。
このような活動の中で制作されてきた作品は、蒔絵や平文といった漆芸の伝統的な技法を用いていますが、漆芸という言葉が喚起する実用品ではなく、主に平面という形式をとっています。
そしてステンレスやチタンといった新しい素材が大胆に使われ、公害、都市、宇宙など社会を意識したテーマが展開されてきました。
赤堀郁彦の作品は神奈川県横浜市中区万代町にある「横浜市民ギャラリー」において見ることができます。
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赤堀 郁彦 年表
- 1936年
- 静岡県静岡市田町6丁目にて、父作一、母きんの二男として生まれる。
- 1951年
- 静岡市立末広中学校在学中に第5回静岡県美術展にて油彩「静物」初入選。
- 1955年
- 静岡県立静岡工業高等学校木材工芸科卒業。
- 1960年
- 東京芸術大学美術学部工芸科漆芸専攻卒業、東映株式会社等にて美術・デザイン勤務。
- 1966年
- 横浜市に就職。経済局中小企業指導センターにて工芸デザイン担当。
- 1967年
- この頃より漆芸の制作を始める。
- 1968年
- 日本現代工芸美術展と日展に初入選。
- 1969年
- 神奈川県美術展実行委員。
- 1971年
- 日本現代工芸美術展出品作「反応」がカナダ北欧巡回展に出品。
- 1972年
- 日展にて特選受賞、神奈川県美術展実行委員長。
- 1973年
- 日本現代工芸美術展出品作「対流」がトルコ建国記念巡回展に出品、日展無監査出品、神奈川県美術展審査員。
- 1974年
- 社団法人現代工芸美術家協会会員推挙。
- 1977年
- 日本現代工芸美術展審査員。
- 1979年
- 横浜市より海外研修生としてヨーロッパ6ヶ国で研修。
- 1981年
- 第20回日本現代工芸美術展で東京都知事賞受賞。
- 1984年
- 日展委嘱出品。
- 1985年
- 日展審査員。
- 1986年
- 社団法人日展会員推挙。
- 1988年
- 第30回記念秋田県美術展審査員。
- 1990年
- マサチューセッツ州より芸術文化奨励金を受ける。
- 1993年
- 通産省中小企業庁長官賞受賞。
- 1994年
- 横浜市優良職員表彰、横浜市歴史博物館シンボルマーク審査員、横浜マリタイムミュージアムシンボルマーク審査員。
- 1995年
- 社団法人現代工芸美術家協会評議員推挙、第4回横浜彫刻展審査委員及び同展栄区推進委員会委員、第35回静岡県芸術祭で審査員、第21回東北工芸展で審査員、横浜家具を通して文化を考える会副会長。
- 1996年
- 社団法人日展評議員就任、横浜マイスターなど選考委員会委員、横浜グッズ「001」選定委員。
- 1998年
- 紺綬褒章授章、横浜国際競技場シンボルマーク選定委員、横浜市中区の花「チューリップ」シンボルマーク審査委員長。
- 2000年
- 横浜文化賞(芸術)受賞。
赤堀 郁彦 代表作
- 「蘇生」 (1968年) 作家所蔵
- 「発生」 (1970年) 作家所蔵
- 「還流」 (1976年) 横浜市戸塚センター所蔵
- 「遥かな形態」 (1978年) 横浜市中小企業指導センター 所蔵
- 「滞宙」 (1982年) 横浜美術館所蔵
- 「凝縮された形態」 (1986年) 作家所蔵
- 「生誕」 (1987年) 作家所蔵
- 「無限への旅立」 (1987年) 静岡県立静岡商業高等学校所蔵
- 「渦輪の讖」 (1991年) 東京国立近代美術館所蔵
- 「宙遊」 (1996年) 栄区民文化センター所蔵
- 「Space Craft'98」 (1998年) 横浜みなとみらいホール所蔵
- 「ROBE DU SOIR」 (1999年) 作家所蔵
- 「朱塗半円金箔紋花器」 (2004年)

赤堀 郁彦「朱塗半円金箔紋花器」(2004年)











