
長谷川 潔 Kiyoshi Hasegawa

長谷川 潔(1891〜1980)
長谷川潔は神奈川県横浜市に生まれた大正・昭和期に活躍した日本の版画家です。
独学でさまざまな銅版画の技法を習得しました。
熟考された構図にビュランの硬質な線で細部まで描き込んだ静物画や風景画、ドライポイントの表情豊かな線を活かした清純な少女の肖像画など、長谷川の版画には、西洋の版画技法と日本的な美意識の融合を観て取ることができます。
また、当時廃れていた古典技法のマニエール・ノワール(メゾチント)を再興しました。漆黒の地に小鳥や草花、身近な品々を描いた静物画は、長谷川の深い精神性を伝えています。
長谷川潔の作品は東京都台東区にある「東京芸術大学大学美術館」で鑑賞することができます。
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長谷川 潔 年表
- 1891年
- 銀行家であった長谷川一彦の長男として神奈川県横浜市に生まれる。
- 1910年
- 麻布中学校を卒業した後、葵橋洋画研究所で黒田清輝から素描を、本郷洋画研究所で岡田三郎助、藤島武二から油彩を学ぶ。
- 1913年
- 文芸同人誌『仮面』に参加、表紙や口絵を木版画で製作する。
- 1918年
- 版画技術の習得の為フランスへ渡航。
- 1923年
- サロン・ドートンヌ等のサロンや展覧会に作品を出品。
- 1925年
- 初の版画の個展を開き、高い評価を得る。
- 1926年
- サロン・ドートンヌ版画部の会員となり、パリ画壇で確固たる地位を築いた。
- 1939年
- 第二次世界大戦が勃発すると、長谷川の生活は一変する。
- 1945年
- 収容所に収監されるも、知人の助力もあり約一ヶ月後に解放される。
- 1964年
- フランス芸術院コレスポンダン会員。
- 1966年
- ランス文化勲章を受章。
- 1967年
- 勲三等瑞宝章を授与される。
- 1980年
- 12月13日、死去。
長谷川 潔 代表作
- 「揺らげる葡萄の房と若き日の歌」 (1914年) 東京芸術大学大学美術館所蔵
- 「魚見小屋」 (1916年) 京都国立近代美術館所蔵
- 「子供の顔」 (1923年) 京都国立近代美術館所蔵
- 「思想の生まれる時」 (1925年) 東京芸術大学大学美術館所蔵
- 「アレキサンドル三世橋とフランス飛行船」 (1930年) 東京芸術大学大学美術館所蔵
- 「樹と村の小寺院」 (1941年) 東京芸術大学大学美術館所蔵
- 「青い花瓶に挿した草花」 (1948年) 東京国立近代美術館所蔵
- 「アカシヤの老樹」 (1954年) 東京国立近代美術館所蔵
- 「コップに挿したアンコリの花」 (1965年) 東京芸術大学大学美術館所蔵
- 「水浴の少女と魚」 (1971年) 東京芸術大学大学美術館所蔵

長谷川 潔「水浴の少女と魚」(1971年)











