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正宗 得三郎Tokusaburo Masamune

正宗得三郎 写真

正宗 得三郎(1883〜1962)

(写真は「SPYSEE」様より引用)

正宗得三郎は岡山県和気郡穂浪村(現在の備前市穂浪)に生まれた洋画家です。

日本における色彩画家の重要な一人として評価されるべきでしょう。
何故なら、明治43年若干27歳の正宗は、東京美術学校において、明治の天才洋画家青木、繁を慕って坂本、繁二郎や森田、恒友らとグループをなした後、新聞誌上で正宗独自の絵画理論『色彩の音楽』を発表しているからです。

自らの絵は自由な色彩で音楽のように奏でてみたい。
この青春期の強い思いは、フランスの印象派やフォービスムを直接モネやマチスから学んでも、さらに文人画の巨匠、富岡鐵斎に心酔してもなお、正宗の独自の絵画を生涯貫く原動力となっていたのです。

太平洋戦争に際しては二紀会戦後の再興を約して会を閉じた正宗も、空襲によって自らの作品の多くを失い、また日本的油彩画の形成を目しながらも、十分な理解を世評に得られませんでした。
一人ナナカマドのようにいち早く色づいた自らの絵画世界を象徴するかのような一作であるように見えてなりません。

正宗得三郎の作品の数々は東京都台東区にある「東京藝術大学大学美術館」において見ることができます。

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正宗 得三郎 年表

1883年
岡山県和気郡穂浪村(現在の備前市穂浪)に生まれる。
1902年
日本画家を志して東京に出て寺崎広業に師事した。
1907年
東京美術学校(後の東京芸術大学)西洋画科を卒業。
1914年
初めてヨーロッパに渡り。
1915年
前年に創立したばかりの二科会会員となる。
1916年
帰国。
1921年
二度目、ヨーロッパに。
1924年
帰国。
1944年
二科会、解散。
1947年
正宗は熊谷守一、栗原信、黒田重太郎、田村孝之介、中川紀元、鍋井克之、宮本三郎、横井礼市と共に「第二紀会」(後、二紀会と改称)を結成した。
1962年
79歳、没。

正宗 得三郎 代表作

「自画像」 (1907年) 東京藝術大学大学美術館所蔵
「河港」 (1911年)
「チューリップ」 (1915年)
「モレーの冬」 (1922年) 東京国立近代美術館所蔵
「秋林」 (1923年)
「仏国の田舎」 (1954年) 東京藝術大学大学美術館所蔵
「素園小景」 (1960年) 府中市美術館所蔵
正宗 得三郎
正宗 得三郎「自画像」(1907年)

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