
伊東 深水 Sinnsui Ito

伊東 深水(1898〜1972)
(写真は「足立美術館」様より引用)
伊東深水は1898年東京深川で生まれ、大正・昭和期の日本画家。印刷所の活版工として働き、13歳の時に鏑木清方に師事し、早くから頭角を現します。
以後、挿絵や版画に取り組み、若干17歳で文展に入選。大正11年、平和記念東京博覧会で受賞後、官能的で甘美な美人画を生み出しました。帝展や文展で活躍する一方、青衿会などの画会を結成。
戦後は日展を舞台として美人画の道を歩み、堅実な表現力と優美な描写で不動の地位を築きました。
その作品の数々は「独立行政法人国立美術館」において見ることができます。
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伊東 深水 年表
- 1898年
- 東京深川に生まれる。
- 1907年
- 小学校3年で中退、以後看板屋に奉公し住み込みで働く。
- 1908年
- 職工となり東京印刷の活字工になる。日本画家の中山秋湖に日本画を習う。
- 1910年
- 第10回巽画会展速水御舟「小春」に深く感動し日本画家の道を決意する。
- 1911年
- 結成素明の紹介をえて鏑木清方へ入門。生地深川の「深」と清方の清から偏の「水」をとり「深水」の号を与えらる。夜間学校で苦学しながらも精進する。
- 1912年
- 第12回巽画会展に『のどか』が初入選。
- 1913年
- 巽画会1等褒状。
- 1914年
- 再興第1回院展に『桟敷の女』が入選。東京印刷を退社する。
- 1915年
- 第9回文展に『十六の女』が初入選。
- 1916年
- 川瀬巴水らと分業による新版画運動を推進、浮世絵版画の系統をひく木版画会に大きな足跡を残した。
- 1919年
- 本妻の好子と結婚し長男と二男をもうける。
- 1922年
- 平和記念東京博覧会で『指』が2等銀牌。
- 1927年
- 大井町に深水画塾設立。第8回帝展「羽根の音」特選を受賞。帝展無監査となる。
- 1932年
- 人物画の再興を目指し山口蓬春らと「青々会」設立。
- 1939年
- 山川秀峰らと青衿会を結成。
- 1943年
- 召集され海軍報道班員として南方諸島へ派遣、外地で4000枚ものスケッチをする。
- 1945年
- 長野県小諸市に疎開。
- 1948年
- 「鏡」で第4回日本芸術院賞受賞。
- 1949年
- 鎌倉に転居。
- 1950年
- 青衿会が児玉希望の国風会と合同、日月社となる。
- 1958年
- 日本芸術院会員に就任。
- 1969年
- 日展顧問となる。
- 1970年
- 勲3等旭日中緩章を受賞。
- 1972年
- 癌により5月8日没 享年74歳。同日付「従4位」に叙され銀杯を賜る。
伊東 深水 代表作
- 「指」 (1911年)
- 「対鏡」 (1916年) 東京国立近代美術館所蔵
- 「潮干狩 (6曲1隻)」 (1929年)
- 「雪の宵」 (1931年) 東京国立近代美術館所蔵
- 「露」 (1931年) 東京国立近代美術館所蔵
- 「暮方」(1932年)
- 「宵」 (1933年)
- 「桜花図 (6曲1隻)」 (1939年)
- 「大和なでしこ」 (1942年) 東京国立近代美術館所蔵
- 「陽春」 (1942年) 東京国立近代美術館所蔵
- 「吹雪」 (1947年)
- 「髪 2曲1隻」 (1948年)
- 「聞香」 (1950年) 東京国立近代美術館所蔵
- 「清方先生寿像」 (1951年) 東京国立近代美術館所蔵
- 「春宵(東おどり 4曲1隻)」 (1954年)
- 「春の宵」(1962年)
- 「吉野太夫」 (1966年)

伊東 深水「春の宵」(1962年)











