
工藤 甲人 Kojin Kudo

工藤 甲人(1915〜)
(写真は「大塚オーミ陶業株式会社」様より引用)
工藤甲人は青森県弘前市生まれの日本画家です。
自然の昆虫や小動物、植物の葉などを繊細な描線で描き、その周りを群青などの単色の岩絵具で色面を大きく取り、装飾的に感じるような構図が特徴とされます。
風は強いながらも春の陽気に誘われて、遅ればせながら出かけてきました。工藤甲人氏は1915年生まれの92歳になりました。今なお精力的な制作活動を続ける日本画界の第一人者であります。
工藤氏の作品の特徴を一言で言うならば「幻想的」。深い青から淡い緑をグラデーションにしたり、深い青から明るい赤をぼんやりと浮かべるなど様々な手法を駆使して、詩的世界とも表現できる独特の幻想世界を展開します。
失われた自然、無垢の自然、心の自然。青森に生を受けた画家らしい言葉ではありませんか。心の自然を素直に表現することで、生きとし生けるもの、女性的なものに画面が支配されていく。自然が多く残る青森にふさわしい美の表現であります。
工藤甲人の作品の数々は青森県青森市にある「青森県立美術館」において見ることができます。
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工藤 甲人 年表
- 1915年
- 大正4年青森県弘前市に生まれる。
- 1934年
- 川端画学校日本画科に入学。
- 1939年
- 第2回新美術人展で「樹夜」受賞。
- 1950年
- 第3回創造美術展に「蓮」を出品。
- 1951年
- 第1回新制作協会日本画部新作家賞受賞。
- 1956年
- 第6回新制作協会日本画部新作家賞。
- 1963年
- 神奈川県立近代美術館賞、翌年に現代日本美術展優秀賞。
- 1964年
- 第6回現代日本美術展優秀賞。
- 1971年
- 東京芸術大学助教授に就任(同校78'〜83'まで教授)。
- 1979年
- 弘前市県外在住文化功労者表彰。
- 1982年
- 美術文化振興協会賞。
- 1983年
- 弘前市博物館で回顧展開催。
- 1988年
- 沖縄県立芸術大学客員教授、芸術選奨文部大臣賞、神奈川文化賞受賞。
- 1989年
- 勲四等旭日小綬章受章、弘前市県外功労者表彰。
- 1990年
- 銀座・シライシ画廊で新作個展開催。
- 1992年
- 毎日芸術賞受賞。
- 1993年
- 三田共用会議所に陶板画「山野光礼賛」。
- 1994年
- 群馬県水澤寺山門天井画「白龍・蒼龍」制作。
- 1996年
- 弘前市名誉市民。
工藤 甲人 代表作
- 「霧」 (1963年) 東京国立近代美術館所蔵
- 「冬の樹木」 (1956年) 京都国立近代美術館所蔵
- 「黒いとばり」 (1965年) 京都国立近代美術館所蔵
- 「夢と覚醒」 (1971年) 青森県立美術館所蔵
- 「山野光礼賛」 (1993年) 三田共用会議所所蔵
- 「白龍・蒼龍」 (1994年) 群馬県水澤寺所蔵

工藤 甲人「夢と覚醒」(1971年)











