
遠州 流Ryu Ensyu

遠州 流(1579~)
(写真は「遠州流茶道 綺麗さび の世界」様より引用)
遠州流は小堀遠州(政一)に始まる小堀家本家に伝わる武家茶道の一派であります。
宗家は東京都新宿区にあり、財団法人として小堀遠州顕彰会、同門組織として茶道遠州会があります。
また小堀遠州流(こぼり-)は遠州の弟小堀正行に始まる小堀家の分家に伝わる流派で、家元は東京都練馬区にあり、同門組織は松籟会といいます。
遠州流は武家茶道の代表とも言える流儀で、紹鴎・利休と発展した質素で内省的な「わび」「さび」の茶道に、織部を経て遠州独特の美意識を加えた「綺麗さび」と呼ばれる茶風を特徴とします。織部を武家らしい華やかさとすれば、遠州はそれに自然な雅やかさを加えたものと言えます。
5世正峯は、家継・吉宗・家重の3代に仕え、若年寄を2度務めるなど幕閣の一員として活躍し、譜代大名並の格式を許された人であります。しかし7世正方は田沼意次のもとで大番頭や伏見奉行の要職を務めたが、伏見騒動によって天明8年(1788年)改易されることになります。ここに大名家としての小堀家は断絶することになりました。
8世正優は6世正寿の子で、幼少の頃に小堀家が改易されたが、文政11年(1828年)に300俵小普請組の旗本として迎えられ、親族へ引き渡されていた伝来の道具なども戻して本家を再興ました。
尾張徳川家12代徳川斉荘に招かれて目利きを行い、その城代家老竹腰篷月侯に相伝するなど、大名旗本、公家などに幅広く茶道教授を行い遠州流中興と称せられます。
10世宗有のとき、明治維新により士族となり、遠州流の茶道を広く一般に教授することになります。
遠州流に関しては「遠州流茶道「綺麗さび」の世界」において見ることができます。
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遠州 流 年表
- 1579年-1647年
- 一代:小堀正一。号:宗甫。庵号:孤篷庵。
- 1620年-1674年
- 二代:小堀正之。号:宗慶
- 1649年-1694年
- 三代:小堀正恒。号:宗實。
- 1685年-1713年
- 四代:小堀正房。号:宗瑞。
- 1690年-1760年
- 五代:小堀正峯。号:宗香。4世正房の弟。
- 1734年-1804年
- 六代:小堀正寿。号:宗延。養子で、小堀仁右衛門家4代惟貞の子、5世正峯の外孫。
- 1742年-1803年
- 七代:小堀正方。号:宗友。5世正峯の七男。
- 1786年-1867年
- 八代: 小堀正優。号:宗中。6世正寿の子。
- 1813年-1864年
- 九代:小堀正和。号:宗本。
- 1858年-1909年
- 十代:小堀正快。号:宗有。庵号:瓢庵。
- 1888年-1962年
- 十一代:小堀正徳。号:宗明。庵号:其心庵。
- 1923年-
- 十二代:小堀正明。号:宗慶。庵号:成趣庵。
- 1956年-
- 十三代:小堀正晴。号:宗実。庵号:不傳庵。当代。
遠州 流 代表作
- 「遠州筆 消息 大坂町奉行嶋田出雲守宛 歳旦歌入」 (1代小堀正一)
- 「遠州筆自詠 よしやただの道歌色紙」 (1代小堀正一)
- 「遠州筆 定家卿小倉色紙 倣」 (1代小堀正一)

遠州 流「遠州筆 消息 大坂町奉行嶋田出雲守宛 歳旦歌入」(1代小堀正一)













