店主日誌

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富士

富士山と温泉と言うことで静岡県沼津市の
淡島に出かけた
そもそも無人島であったらしいが
バブル期に超高級リゾートホテルとして
オープンしたという淡島ホテルに宿泊
と言うことなので大いに期待していた
港から目の前に見える島へと
四人乗り位の小さなモーターボートで
送迎してくれた二十四五歳の女性船長は
私達が大阪人と知ると
自分は奈良県出身であることを話し
毎日本当に楽しい日々を送っていると
楽しそうに話してくれた
あっというまにホテルの玄関先に
目と鼻の先の船着場に着いた
天気もよく、
咲き乱れている花達と
出迎えのホテルマン達の
すがすがしさは
素晴らしい景色の部屋に案内されたときには
すでにピークに達していた
春霞でうっすらしか見えない富士山は
目の前に広がる海や山々としっかり調和し
目の前の海はあくまでも澄み切って美しく
ベランダのイスに座った
私はしばらくの間景色に見入られ
動くことが出来なかった

さて、楽しみにしていた温泉に出かけるか
絶景の位置にある露天風呂は
本当に心地よく
居合わせた同年輩のお二人と
景色をさかなに
話が弾み大変な長風呂になってしまった

夕食は創作イタリアン料理で
最近良く飲むスパークリングワインとともに
おいしくいただいた。
食後のコーヒーを楽しんだ後、
実は私がもっとも楽しみにしていた
絵画や美術品の鑑賞をした
一階ロビーから二階階段ホールの周りに
広い展示スペースが有り
さながら美術館のようで、
めったにお目にかかれないような、
ビュッフェの原画やポール・ギヤマン、ポールアイズピリ、藤田 嗣治、
ムンクなどの名画、それもすべてが原画で、
贅沢に、ごく当たり前のように
レストルームの入り口にまで展示され
ブロンズ像やその他の芸術作品も要所を締め
天井には一面のステンドグラスが贅沢の限りだ、
それら一点一点を独占して
一人でじっくり満喫できることは、
本当に夢のようで、
まさに至福の時間を持つことが出来た、
このような素晴らしい美術品に接することが出来る、
と言うことは
一般的にはあまり知られていないのが
非常に残念に思う
翌日は島内を散策し
大いに自然を満喫したのは言うまでも無い
帰りの新幹線は
三島駅から新大阪まで約二時間の間、
心地よい疲れとこの旅の十二分な満足感で
うつらうつら・・・・

awasima
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