店主日誌

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裏千家

先日、茶道具の買取で滋賀県の

大津に出掛けた

以前にもお話したことがあるが

茶道具は最近とても安くなっているので

買取額の提示には苦労する

庭の見える素晴らしいお座敷に

案内された私は、お茶道具を拝見する前に

手入れの行き届いた庭の片隅の、

背は低いが満開の桜の話に始まり

お家の話やら世間話、昔話に花が咲いて

楽しい時間を持つこととなる

私と同年輩のご夫婦と言うことで

話が弾んだのである

気がつけば一時間半もたっていた

さてお道具拝見となったのだが

今は亡きお母様の形見分けということで

すでにご兄弟で分けられたあとで

特別に高価なお品はすでに
無くなっているように思われた

それでも

  茶碗 善五郎他 (淡々斎 鵬雲斎花押) 数点

  茶杓 自作   (淡々斎 鵬雲斎花押) 二点

  茶掛      (淡々斎 鵬雲斎)   二点


その他に水差し、茶入、風呂、釜、香合、菓子鉢など

茶道具一式をお稽古用も含め、全てお分け頂いた

広げておいてあったので、たいした量はないと

思っていたが結構な量であったし

車のところまで距離があったので

結構な時間を費やした

結局150万円也と精一杯の買取額になってしまった

金額をお支払いしたあとで

先方様の 「次の方が大切に使って頂いたら

お金は幾らでも良かった」 という言葉に

少しは「反省」はしたものの

陽が長くなった夕暮れを清々しい

気分で帰途についた
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